2009年12月29日

『フロム・ヘル』上・下





「切り裂きジャックもの」のグラフィックノヴェルです。以前ジョニー・デップ主演で映画化されたんですけどつまらなかったので、傑作と名高い原作はどんなだかずっと興味があったんです。
今年翻訳が出たのでやっと読めました。
・・・・・・映画って、少なくとも犯人と登場人物は原作通りだったのね・・・・・。

原作ですが、えー、「これはスゴ本だからすぐ読め今読め」と人の肩を掴んでガクガクゆすりたい衝動にかられるくらいにとんでもない本だということは言えるのですが、じゃあどんなのと問われると上手く説明できないです。あと3回くらい読めばなんとかなるかもしれない・・・。
「切り裂きジャックは誰か」というような話ではなく、世紀末のヴィクトリア朝ロンドンという混沌とした都市であるとか、20世紀という時代への橋渡しとしての「切り裂きジャックという存在」についてのお話とでも言ったらいいのかしら。
補遺も秀逸。親切すぎる。特に「カモメ捕りのダンス」が素晴らしい。とびきりの猟奇性はあるものの、この連続殺人事件に囚われた人々の数と狂騒も異常だよなあ。

アラン・ムーアはこれと『ウォッチメン』しか読んでませんが、『ウォッチメン』よりはこちらの方が読みやすかったです。どんなに面白くても、スーパーヒーローものは読みづらいようで。そこが問題なのか。
『フロム・ヘル』は初読時は登場人物の顔の区別がつかなくて困りましたが、2回目は大丈夫でした。グラフィックノヴェルなのに、膨大なセリフに集中しちゃって、絵にまで意識が回らないんだよね・・・。
posted by alek at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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