2010年09月11日

蒸気駆動の少年



解説より「スラデックはたぶん天才だったのだが、才能の使い道をまったくわかっていなかった」。的確すぎるこの一言によって全てが集約されている短編集。
スラデックという人はいろんなジャンルの作品を書いた人で、それぞれが少しずつ紹介されています。というわけで、興味のないジャンルの話にはいまいち乗れず、自分でも面白いんだか面白くないんだか決められない本でした。表題作はタイムパラドックス(タイムトラベル)ものですが、オチがあさっての方向に飛んで行ったのにはあっけに取られました。こういうのは好きです。
あとは閉塞した日常を描いた「高速道路」、見捨てられた人々へ眼差しを向けた(でもファンタジーは拒否する)「ゾイドたちの愛」、「ヘンゼルとグレーテル」の凶悪なパロディ「血とショウガパン」あたりがお気に入り。
posted by alek at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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